能登の子どもたちと、箱根を走った学生たちが出会った日

2025年9月13日、石川県七尾市の城山陸上競技場に、約100名の小学生から高校生までの子どもたちが集まりました。

この日開催されたのは、東洋大学陸上競技部長距離部門による陸上教室。指導にあたったのは、箱根駅伝をはじめとする全国大会で活躍する現役の大学生アスリートたちです。

さらに、東洋大学OBで実業団引退後もランニングクラブを創設し活躍する今西駿介さん、そしてランニング系YouTuberとして多くのランナーに影響を与えているたむじょーさんも参加しました。

この陸上教室は、単なるスポーツイベントではありません。2024年1月1日に発生した能登半島地震からの復興支援という、酒井監督にとっても大変大きな意味を持つ取り組みの一環として実現したものです。

私たち「オレは摂取す」も、東洋大学陸上競技部のオフィシャルサポーターとして、このイベントに協賛させていただきました。

東洋大学と七尾市、そして「オレは摂取す」

東洋大学陸上競技部と七尾市の関係は、実は今回が初めてではありません。

同大学の長距離部門は、2007年頃から毎年のように七尾市で夏季合宿を実施してきました。選手たちにとって、七尾市は「第二の故郷」とも言える場所。地震発生後も、復興の道のりを歩む七尾市を継続的に訪れ、2025年8月には市と包括連携協定を締結しています。

今回の陸上教室も、9月10日から16日まで実施された七尾合宿の期間中に開催されました。「合宿でお世話になっている地域に、何か恩返しがしたい」。そんな選手たちの思いが、このイベントの原動力になっています。

一方、「オレは摂取す」と東洋大学陸上競技部の関係は、2021年9月の正式サポート契約締結から始まりました。私たちの製品は、天然マグロの皮から抽出したコラーゲンペプチド「TC3000」をはじめ、BCAA、ビタミンB群、鉄分など、アスリートのリカバリーに必要な成分を高配合しています。開発に至るプロセスや想い、そして何より、その品質を実感し評価頂いたことが決め手となりました。

トップレベルで走り続けるために、質の高いリカバリーは欠かせません。東洋大学の選手たちも、日々のトレーニング後に「オレは摂取す」を活用してくれています。

こうした関係性があったからこそ、今回の七尾市での陸上教室にも自然な形で協力することができました。

トラックに広がった笑顔

当日のプログラムは、参加者の年齢や経験に応じて綿密に設計されていました。

小学生グループでは、遊びの要素を取り入れながら、走る・跳ぶといった基礎動作を学びます。「楽しい」と感じることが、スポーツを続ける第一歩。現役の大学生アスリートたちは、子どもたちの目線に立ちながら、一緒に笑顔で体を動かしていました。

中学生・高校生グループでは、より専門的なメニューが組まれました。フォームの改善、ペース走のコツ、レース戦略など、競技力向上に直結する内容です。箱根駅伝を走った選手たちから直接アドバイスを受けられる機会は、参加した中高生にとってかけがえのない経験になったはずです。

プログラムの最後には質疑応答の時間も設けられました。「どんな練習をしていますか?」「ケガを予防するにはどうすればいいですか?」。子どもたちからの質問に、選手たちは自分自身の経験を踏まえて丁寧に答えていきます。

「終始笑顔」「爽やかな汗」――七尾市の公式レポートには、そんな言葉が並んでいます。私たちも前日のミーティングから同行させていただきましたが、選手たち、ゲストの今西さん・たむじょーさん、そして地域の皆さんが作り上げた「和気あいあい」とした空気感が印象的でした。

リカバリーの大切さを、次世代へ

今回の陸上教室では、走り方の指導だけでなく、トレーニング後のケアや栄養補給の重要性についても触れられました。

速く走るためには、質の高い練習が必要です。しかし、質の高い練習を継続するためには、適切なリカバリーが欠かせません。これは、トップレベルのアスリートほど強く意識していることです。

東洋大学の選手たちも、厳しいトレーニングを積む一方で、練習後のケアには細心の注意を払っています。「オレは摂取す」をはじめとするリカバリー食品の活用もその一つです。

こうした「競技を続けるための知恵」を、現役のトップアスリートから直接聞けることは、参加した子どもたちにとって大きな財産になります。速く走る技術だけでなく、長く競技を続けるための考え方を学べる場になったのではないでしょうか。

これからも、走る人を支えていく

能登半島地震から約1年8ヶ月。七尾市は着実に復興への歩みを進めています。

東洋大学陸上競技部は、これからも七尾市での合宿を継続し、地域との関係を深めていく予定です。今回のような陸上教室も、単発のイベントではなく、継続的な取り組みとして育てていきたいと考えています。

そして私たち「オレは摂取す」も、東洋大学陸上部を通じて、走ることの素晴らしさや、スポーツが持つ力を多くの人に伝えていきたいと思っています。

「また走りたい」 「もっと速くなりたい」 「大学でも陸上を続けたい」

この日、城山陸上競技場のトラックに立った子どもたちの中から、そんな声が生まれたなら、それは私たちにとって何よりも嬉しいことです。

トップアスリートたちが日々積み重ねている努力。その裏にある、リカバリーへのこだわり。そして、スポーツを通じて地域や次世代とつながろうとする姿勢。

これらすべてが、走ることの価値を形作っています。

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